子へ 一つぶは千つぶに 二つぶは万つぶに ふえて嬉は この子も同じ・・・・・・ 母の苦しみ 一粒が 千の力を生むのなら 母は万の苦しみ こらえよう 母の涙 二粒が 万の喜び生むのなら 母は億の涙を 流すだろう 星のまたたきのように 限りなく人の命は 生まれて消える その一瞬の命が 力いっぱい 燃えあがるために 母の体もくれてやろう 母の喜びもくれてやろう そして 父の魂も・・・・・ 愛しいおまえのために |
空へ 悲しみと苦しみで からまった涙の鎖が 君の笑顔の励ましに溶けてゆく すぐに出会うだろう 辛い嵐の叫び声を 聞いていても つかのまの 心の陽だまりに 安らぐ ああ 僕の求める道を いつの日にかみつけたい ああ そして君にも見ていてほしいのさ 翼は愛と夢でつくろう この世の 永遠のもので ああ 僕の求める道よ 迷いの雲に隠れていても 呼んでくれ みつけるさ 僕自身の道よ |
題字 | アルファよいこの家 館長 原 昌 亮 |
絵 | 板垣 文弘 |