旅行レポート     上田 裕

8月6日 早朝、毎年一緒に公演している小学校の演劇クラブの子供達と先生の見送りを受ける。「気持を一緒に連れてって」と劇中で使う手ぬぐいに子供達が励ましのメッセージを書いてくれた。車はひたすら東北自動車道を北上。途中、「荷物アシスト隊」と合流。ミニ公演だが三つの出し物を準備。荷物がやたら多い。・・ので、別にアシスト隊の結成となった。午後4時、花巻『宮沢賢治童話村』に到着。担当の鎌田さんが快く出迎えて下さった。下見。宮沢賢治もこの自然を感じ名作を次々と生み出していったのかと思うと、昨日まで仕事と公演準備に果てしなく追われたせいでお疲れモードだった五感が「旅してるー」と目覚め始める。『賢治の学校』見学後、羅須地人協会へも足を伸ばす。8月7日 小岩井農場、十和田湖、奥入瀬渓流を散策。『十和田湖町立図書館』(外山國雄館長)に到着。担当のせきのはたさんたちが手作りの飾りで会場をきれいに飾っていて下さった。超緊張。願わくばもう一度落ち着いて公演したい・・メンバーの一致した反省である。終了後すぐ移動、十和田市内の『めぐみ保育園』(福士勝子園長)で公演。夜、八戸『αよいこの家』(原昌亮館長)で同窓会。当時、暖かくサポートして下さった館長さん、元職員のみなさん、仲間たち、大人になった子供達(?)が集合。すぐに顔が思い浮かばない子(?)もいたけれど、連れて来た子供の顔を見みると、逆に当時子供だった頃の顔がよみがえった。最初はお互い戸惑いがあったが、いつのまにか当時のようにメンバーのまわりに当時の子供達が輪になり思い出話に花が咲いた。最高の夜だった!8月8日 『八戸市立図書館』(岡沼宏洲館長)で公演。満員御礼。担当の勝田さん始め職員のみなさんが汗だくで対応して下さった。公演終了後、ウミネコの群生地蕪島、種差海岸、龍泉洞に寄り、盛岡へ。わんこそばに挑戦。8月9日『宮沢賢治童話村』の野外ステージにて公演。日常生活を離れ、役者として過ごした4日間もこれで終了。走行距離2,000kmちょっと。この懸賞に当選する事がなかったら絶対実現できなかった旅だった。こういう機会を与えてもらった事に感謝して、このレポートを終える事にしたいと思う。


楽しかった、夢ツアー最後までありがとうございました。
楽しめましたか?
本当に、このレポートで最後です。


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